いつものように「サウナイキタイ」で色々な人のサ活投稿を読んでみたり、近隣のサウナを検索していたら「乳待坊公園いこいの広場キャンプ場」という施設を見つけた。概要を見てみるとテントサウナが楽しみるキャンプ場とのこと。今年に入ってからというものサウナには夫婦ふたりでドはまり中で、テントサウナにはここ最近、興味があった。
日頃サウナに行くときは夫婦そろって出かけるのだが、基本的に男女別々にサウナに入るのが普通である。岩盤浴だったら館内着で男女入れる施設は多々あるのだが、貸し切りサウナでも同性でないと駄目というところが多い。
「どこか、一緒にサウナ楽しめる所ないかね~」が夫婦の口癖だった。
そんな中「乳待坊公園いこいの広場キャンプ場」のレンタルテントサウナを見つけたのだ。
ただ、テントサウナ自体が初めてだし、キャンプなんてしたこともないので、キャンプ場の雰囲気もわからない。勢いで予約して失敗しても嫌なので、とある日曜日にドライブがてら偵察に行くことにした。
私の家から車で30~40分で行ける距離にあり、アクセス的にはとても良い場所にある。カーナビに目的地を登録し車を走らせる。
道幅がだんだんと狭くなり、車一台やっと通れる道幅になった。「結構、山の中に入るんだね~」と不安になりながら目的地の駐車場に到着。
駐車場は10台ちょっと駐められるようなスペース。日曜日ということもあり、既に10台弱の車が止まっている。駐車場の裏からは子どもたちのはしゃぐ声が聞こえてくる。
駐車場から少し歩いたところにキャンプ場がある。普通のキャンプ場がどれくらいの広さなのかがわからないので、広いのか狭いのかはわからない。個人的な感想は、まぁまぁ広い。
既にテントを張ってBBQなどを楽しんでいる家族やグループが4組ぐらいいた。小さな子供が遊べるようなアスレチック遊具も設置されている。全面が芝で、草刈りも行われているようできれいに整備されているのが見て取れた。
「へぇ~、楽しそうだね~」などと会話しながら管理棟っぽいところへ行くと、初老の作業着たおじさんが「見学ですか~?」と声をかけてきた。
「はい、テントサウナがあるとネットで見て、どんなところかなぁ~って偵察にきました~w」
どうやら管理人の方らしく、細かく料金や利用方法の説明をしてくれた。以下まとめておく。
・テントサウナ(大)…2,200円/日
・テントサウナ(小)…1,100円/日
・利用時間は、9:00~17:00の間のみ
・上記料金の内、貸し出されるのはサウナストーブ、サウナストーン、ベンチ、桶、杓、ドラム缶水風呂
・薪は管理棟で販売している
・17:00以降は管理人が不在のためサウナはやってない
一通り説明を聞かせてもらって・・・とにかくコスパがいい。YouTubeなどで貸切テントサウナなどを見ていたのだが、2時間5,000円とかが普通の相場なのに、2,200円だなんて…!?
話を聞いた嫁さん、もうやる気満々で「明日、平日休みだからやりたい~!」ということになり、仮予約をして帰宅した。
初テントサウナ当日!
9時から利用できるのだが、とりあえず「10時くらいに行きます~」と仮予約していた。超楽しみだったために早起きし、嫁さんもさっさと出かける準備が整う。現地には9時半には到着した。
公園横まで車を乗り付け、家から持ってきた荷物を下ろす。コールマンのインフィニティチェア、飲み物、食べ物などなど。駐車場からキャンプ場まで近いといえでも高低差もあるので公園横まで車を乗り付けて荷物は降ろした方がいい。ただ、そこは駐車禁止の場所なので、荷物をおろしたら速やかに駐車場に移動した方がいい。他のキャンパーに迷惑かけないようにね。
荷物をおろしていると、既にテントサウナが立てられ準備されているのが見えた。「サウナイキタイ」のサ活記事では自分で立てなければならないみたいなことが書いてあったので嬉しい誤算である。管理人のおじさん、ありがとう~!(もしかしたらこの日は私達夫婦貸切状態だったのでやってくれたのかもしれない…)
管理棟でレンタルの申請用紙に記入し、料金を支払う。薪はこちらで1,000円分購入した。
まずは火入れだ。
適当に薪をストーブに投入し家から持ってきた新聞紙を着火剤代わりに使う。「大丈夫~?」と管理人のおじさん。わざわざ着火させるために「杉の落ち葉」を持ってきてくれた。
油分を含んだ杉の葉は、火をつけると勢いよく燃える。サウナストーブの中から勢いよく燃え始める音が「ゴゴゴ~~!」と聞こえてくれる。
あっさりと火入れに成功!薪に燃え移りだんだんとテント内が熱くなってくる。
正確に時間は測っていなかったが、多分15~20分ぐらいでいい感じの暑さにテント内がなった。温度湿度計の貸出はないようなので、次回はアマゾンなどで購入して持ってこよう。
水着に着替えて、いざ!
「おぉ~!熱い!」
狭いテントの中のせいか、しっかりと熱い。これは期待できる。
さて、早速ロウリュウ・・・。
「じゅわぁ~~~~~~~!」といい音。
一気に体感温度が上昇する。熱い!熱い!
この感じだったら、杓1杯で十分。アロマがあれば最高だ。
ものの3分足らずで汗がにじみで始め、5分もすると顔、首、肩、胸、腕から玉のような汗が…。
サウナ用の時計もなかったので、体感では7~8分入っていたか。
「よし、いいだろう」
ジッパーが熱くなっているので火傷に注意しながら出る。
さぁ、今度はドラム缶の水風呂だ!
しっかり満タンにしてある。
ホースでまずは汗を流して・・・
「いざっ!」…ざっぶ~ん!
「あぁ~!気持ちいい~~~~!」
自然と声が出る。
窮屈なのも、またいい味をだしている。
水風呂からあがり、体を拭いて、さぁ外気浴・・・。
...至高の時間...
風の音、鳥のさえずり、水の音…
自分の体が自然の中の一部になった、そんな感覚
森の中を通ってきた風が体にあたり、体毛を撫でていく
まるで森の精が、私の体を触っていったかのよう
こんなに気持ちが良いこと、この世の中、他にあるのか・・・?
途中、水分補給、栄養補給をしながら15時過ぎまで楽しんだ。
結局、「サウナ」→「水風呂」→「外気浴」の計7セット。
「テント、そのままでいいよぉ~!」と管理人のおじさん。
できるところまでの片付けはやる。
当然、ゴミは全部持ち帰る。
少しでもテント準備してくれた管理人の方の負担を軽くしたい。
「また、来てね~」と管理人のおじさん。
「また近いうちに絶対こよう~」と夫婦ふたりで誓って帰途についた。
【所感】
テントサウナ。まじにおすすめ。
ここはコスパ最高。知れ渡ると利用者増える可能性あると思う。
ただ、利用者が増えると、その分マナーがなっていない利用者も増える可能性がある。
サウナ内の温度湿度計、サウナ内で使える時計は準備した方がいい。感覚だけでサウナする人は必要ないかな。
当然ながら薪をガンガンいれると火力がまして熱くなる。テント内の暑さと相談しながら薪はくべるべし。
ロウリュウは家からアロマを持っていくと尚よし。
ゆっくり、しっかりサウナをしたい方は、平日(子供が来ない時間、曜日)が良いと思う。デイキャンプもやっているので、子どもたちや、マナーを知らない大人が物珍しくサウナや水風呂、外気浴中に近寄ってくる可能性あり。
片付けなどもあるので、17時までは利用できるが、余裕を持って終了したほうがいいと思う。
興味のある方、ぜひ体験してみては。私も近々またやりますw
コメント