行ってきましたよ、西の聖地「湯らっくす」
世間一般のGWを避け、5月の最終週に連休を持ってきた。GW開けなので人出のピークも過ぎ落ち着いている頃。
久しぶりに熊本旅行を計画し、メインは「湯らっくす」と決めていた。
まずは、向かったのは有名温泉地「黒川温泉」
有名なのでご存じの方も多く、情報もネット上にたくさんあるので、ネット上に転がっていない情報を載せようと思う。
行った者しか分からない情報だ。
「温泉手形」を案内所で1,300円で購入できる。この手形を買えば黒川温泉地にあるいろいろな温泉旅館を合計3箇所利用できるのが売り。3箇所の温泉を廻らず「2箇所温泉地+お土産」という手もある。
たくさんある温泉旅館のなかで、旅行の前々から地図やガイドブック、旅館のホームページなどをを使って、どこの温泉に入ろうか計画を立てていた。「あ~でもない、こ~でもない」と色々考える時間が楽しい。
ただ、実際黒川温泉に行くと、案内所で「本日利用可能な温泉旅館」という地図をもらう。
そう、黒川温泉すべての温泉に入るわけではない。終日OKな温泉旅館、終日NGな温泉旅館、時間が制限されている温泉旅館とある。
「さぁ~ここに行こう~!」とせっかく計画を立てていたのに、いざ行ってみると行けない温泉がある。
これはかなりのガックリ案件。まず、ここでテンション下がる。
3箇所の温泉旅館に入るのは結構大変なので、2箇所温泉に入り、お土産を買おうかなぁ~をお店をまわると「店休日」や「オーダーストップ」「本日は閉店しました」など、案内図に書いてある時間通りに営業していない。
超不親切。
結局1つ使いきれずに終わる羽目に。
出向いたのがド平日の水曜日だったというのはあったのかもしれないが、超有名どころの温泉地。これはどうかなぁ~と残念案件。期待度が大きかったのもあるが…。
これから行こうとしている方々、特にピーク日を避けた平日などに行こうとされている方々、このあたり気をつけてほしい。
補足しておきましすが、温泉自体はものすごく良かった。
温泉手形も発行から有効期限が6ヶ月あるので、この期間中にもう一度黒川温泉に行ける場合は使用できる。(遠距離から着ている人には難しいけどね・・・)
さて、その他にも観光地を回った。
★鍋ヶ滝
★大観峰
★白川水源
★上色見熊野神社
★阿蘇中岳噴火口
★熊本城
さて「湯らっくす」
到着したのは午後3時すぎ。受付のお姉さんが、親切にいろいろと説明された。とても好感触。
お昼ごはんを取っていなかったので先に館内着に着替えた後、お昼ごはんを。
ただサウナにこれからはいるので軽めに二八蕎麦。嫁はカレーライス(ガッツリじゃないのか?)
さぁ、サウナだ。
今回はドミトリー宿泊なので宿泊者用2階の専用入口から入る。平日の夕方前、もう既にととのい椅子は満員状態。
浴場を見渡す。
「あぁ~、これが夢にまで見た、湯らっくすかぁ~」
まず目に入るのは浴場中心にある「水風呂」と「MADMAX」ボタン。「あれを押すために、やってきたんだよぉ~」と心の中の声。
「人は2つに分かれる。これを押した人間と、押さなかった人間」
体を清めて、はやる心を抑えながら湯通しし、まずは王道の「アウフグースサウナ」
「おぉ~なかなか広い、30人は入れるな」
広いがしっかりと熱い。2段目に座る。心地よい湿度。
「気持ちがいい」
待っていたかのように体から玉汗が出始める。
テレビも有り、退屈せずゆっくりと蒸される。
8分経過…、もうそろそろか。
サウナ室を出て、汗を流す。
そして、待ちに待った「水風呂」へ。
「おぉ~深い!」
最深部171cmの水風呂。立った状態で肩までつかれる。
しっかりと冷たい!
「よし!」と気合を入れて「MADMAX」ボタンを押す!
「ドドドドドドッ!」
毎分250Lの熊本地下水が脳天を打ち付ける。
縄を持っていないと溺れる。
口で息をしようとすると、地下水が口に流れ込む。
「うわぁ~」
自然と声が出てしまう。
こんなに楽しい水風呂は初めてだ。
体を拭き、外気浴へ。
サウナが好きになってから見た「サ道」
その作中にあった「湯らっくす」
いつか行きたいと思っていた「湯らっくす」
ナカちゃんさんも入った「湯らっくす」
ドラマの中でナカちゃんさんが座ったあたりで外気浴。
ととのわない訳がない。
「ととのったぁ~~~~!」
さあ、今度はサ飯。
「サ道」にならって「麻婆豆腐定食」と決めていた。
後からくる喉奥に響く辛さがクセになる美味しさ。
また、嫁が食べた「焼き飯」が、むちゃくちゃ美味かった。
こちらもおすすめだ。ちなみに朝飯は「B定食」
結局、入店してからの夕方に3セット。夕飯後11時頃に1セット。早朝4時に3セットをした。
「湯らっくす」はアウフグースも有名。
昼の12時から夜中の25時まで1時間おきにある。
このサービスも有名なのでその時間になるとサウナ室は満員状態。
なんとか3セット目で最下段を確保でき、アウフグースを受けることができた。
数えると30人入っている。
流石にこれだけ多いと一人一人の熱波サービスはないようだ。
だが、アロマの香りとともに訪れる熱波。
これが1時間毎に受けられるなんて、すごいサービスだ。
人気店なので夜の11時頃のほうが夕方に比べてお客さんが多く感じた。ただ、早朝は人も少なくゆっくりとサウナを楽しめる。
「湯らっくす」を本当に満喫したいのであれば、お客さんが少ない早朝がいいのではないだろうか。
以下、気がついたことを書く。
①トイレについて
入店してびっくりしたことがあった。
それはトイレ。
男性用の小便器の中に大量の氷が入っていた。
あれはなんで?初めて見たのでびっくり。
なにか理由があるのかもしれないが、分からずじまい。
②メディテーションサウナ
サウナ室は全部で3つ。どれもこれもいいサウナ。
個人的にお気に入りは、やっぱり「メディテーションサウナ」
あのサウナ室内の雰囲気。あれは最高。
③ドミトリーでの宿泊
ドミトリーでの宿泊だったが、やはり壁はあってないようなもの。周りの皆さんのイビキがかなり気になる。また、足音やその他の物音も結構響く。このあたり気になる人はドミトリーの宿泊はきついかも。(耳栓のサービスも有る)
④喫煙スペース
喫煙できるところは1階の入り口の横、1箇所のみ。
施設内には存在しない。
これも2024年の1月には撤去予定のようだ。
つまり「湯らっくす」には喫煙スペースは無くなる。
喫煙者にはますます肩身の狭い思いをしなければならない。
⑤館内着
館内着はデザインもよく着心地が良い。
館内着返却しないと4,000円取られるのだが、無くしたことにして4,000円払って持って帰りたいくらい。
ネットで売ってくれないかな…w
西生社長、お願いします。
【所感】
サウナって結局、それぞれの個性があるもの。
「湯らっくす」はエンターテイメント系だと思う。「MADMAX」に代表するギミック。サウナーを楽しませる事に特化している。
「サ道」の作中でも西生社長が「サグラダファミリアのように…」と言っていたように、時代に合わせ、または先をいきながら、進化し続ける、そんなサウナだと感じる。
遊園地も「TDL」と「USJ」は違うし、「HTB」も違う。それぞれの楽しみ方があるように、サウナもそれぞれの施設の楽しみ方がある。
「湯らっくす」はサウナーを楽しませるサウナだ。
訪問するサウナーは、それぞれの楽しみ方を見つけなければならない。
ただ、人気店だから人は多いことは了承しなければならない。
工夫して楽しもう。
2023年8月には「サウナシアター」が完成する予定らしい。
完成したら新しい「湯らっくす」
変化し続ける「湯らっくす」を見ることができる。
また来よう!と心に誓って退店した。
・・・ただ、この後、また素晴らしいサウナを見つけるのだった…
つづく
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