毎年11月の末は夫婦旅行とだいたい決まっている。11月が嫁さんの誕生日かつ、結婚記念日の月なので自然とそうなった。今回は2泊3日の予定で、熊本湯らっくす、島原南風楼へのサ旅とした。
お気づきの人もいるかも知れないが、楽天トラベルが発表した「サウナを満喫できる人気の宿」の全国1位が「湯らっくす」で、全国2位の「南風楼」だった。このワンツーを今回は旅する。
湯らっくすは昨年の5月に訪れてからの2回目。新しく「宿っくす」ができたのと「サウナシアター」を体験するのがメインの目的。
南風楼は日帰りで何度も利用させていただいているが、泊まりは一度もない。毎回朝食バイキングの会場の前を日帰りの帰りで通るのだが、美味しそうで美味しそうで…。ということで泊まりにした。
今回は湯らっくすの「宿っくす」予約は公式サイトから行った。公式サイトでは「宿っくす」は基本的に1人部屋と書いてあるが2人使用可能な部屋も2部屋あるようだ。
料金は二人利用で「15,500円」、一人利用だと「8,600円~」。この料金には宿泊料、本館利用料、サウナシアター料も含まれている。公式のサイトからの予約が一番オトクのようで、事前の決済となる。
「宿っくす」のチェックインは15時からとなっているが、本館施設は12時から利用可能。この時間に合わせて自宅から車を走らせる。
12時30分ごろ湯らっくすに到着。
車を駐車場に停め、本館の受付へ。宿泊者用の靴箱(入って右手)に靴を入れ、鍵を持ち受付に「宿っくすで予約」している旨を伝えると、丁寧に説明をしてくれた。
- 宿っくす利用(チェックイン)は15時から(宿っくすに入る為の紙のチケットを渡され、そこに入室のためのパスコードが書かれている。基本、このチケットを「湯らっくす本館」↔「宿っくす」の行き来の際に提示しなければならないので紛失に注意が必要です)
- 本館への飲食物の持ち込み禁止
- チェックアウトは11時。精算がない場合はフロント立ち寄りは不要
- 宿っくすは禁煙(喫煙は駐車場奥に察知されているが、更地で屋根などないので喫煙者は注意が必要)
後でわかったのだが、このとき受付してくれたのは、熱波師のまなみん、こと「つがまなみ」さんだった。ACJ2024日本選手権個人3位という、すごい人とは、つゆ知らず…。
ロッカーキーを貰い2階に上がって早速着替える。宿泊者専用入口から浴場へ…。
浴場からの説明は、もう必要ないですよね。
1年前と変わっていたところは、ととのい椅子の数が増えていたこと。相変わらずの良質のサウナ。そして171cmの水風呂、MAD MAXボタン。サウナーを楽しませるギミックがいっぱい。約2時間半かけて4セットをこなした。自分的にはやっぱりメディテーションサウナが一番のお気に入りだねぇ。
サウナを済ませたら、少し遅めの昼食。いろいろ悩みましたが、結局、酸辣湯麺を注文。サウナサンでも酸辣湯麺、ここでも酸辣湯麺。どんだけ好きやねん。もちろん、ここの酸辣湯麺も美味しかったです。嫁さんはチャーハン。このチャーハンも絶品!
昼食を済ませたら、「宿っくす」へ荷物を運ぼうということで移動。
本館の受付で、先程もらった紙チケットとロッカーキーを渡す。本館で食事を取っていたので、ここで一度精算になる。精算すると靴箱の鍵を返されるので、靴を取って宿っくすへ移動。
来たときの靴を履いて、しかも館内着というのが不似合いですが、宿っくすの部屋に移動用のサンダルが置いてあるので、これ以降はそのサンダルで移動。
本館の直ぐ目の前が宿っくすなので、徒歩数十歩。渡された紙チケットに書いてあるパスコードを入力すると、入口のドアの鍵がアンロックになり、入室し自分の部屋入口にも同様に同じパスコードを入力し入室する仕様となる。
部屋は小ぢんまりとしているが、新しいだけあってとてもきれい。アメニティなど写真に撮っているので、ご参考にされたし。一応シャワールームもあるが、湯らっくすで散々お風呂に入るので使う主婦泊客はいないと思う。トイレも各部屋に有り。テレビはないが、フリーのWi-Fiは使えるので不自由ない。
私が泊まったのは「003号室」でしたが、1階ですぐ横が駐車場ですので、エンジン音やドアの開けしめの音が聞こえる。また宿っくす内の2階に上がる階段の音も聞こえてくる。しかし、宿っくすに宿泊しているお客さんの質がいいのか、他の部屋の音は全く聞こえませんでした。
このあたりの若干の音が気になる人は、本館で耳栓もらうべし。私は気になるほどでは有りません。
少し昼寝をしたあとに念願の「サウナシアター」を体験に本館に移動。
宿っくすに備え付けてあるサンダルに履き替えて移動。入館時と同様に靴箱にサンダルを預けて鍵をかけ、その鍵と紙チケットを渡すと、先程預けたロッカーキーがもらえる。ロッカーは同じ番号のものを使わせてもらえるので、そのまま手荷物などはロッカーに預けておいてオーケー。
「サウナシアター」は宿泊者でしたら予約なしに入室でき、それ以外の方は予約が必要なので、サウナシアター前にある予約用紙にロッカー番号を書くことになる(先着順)。
今回は20時の「劇場型アウフグース」は先程受付をしてくれていた「まなみん」さん。音楽に合わせた見事なタオルさばき、気持ちの良い熱波、ACJ2024日本選手権個人3位のアウフグースを受けることができ、光栄だった!!
22時は「お香が消えるまで ~脳の疲れを癒す20分間~」で、ゆずや檜の匂いをかぎながら、ゆったり瞑想サウナプログラム。最後に氷水をやかんで頭の天辺からかけられる。これがまた気持ちいい…。
どのプログラムも他のサウナ施設ではなかなか体験できないもので、とても貴重な時間だった。
ちなみにサウナシアターには水風呂はなく、クールダウンルーム(通称アンコールルーム)で体を冷やすことになる。熱波師の方が涼しい風を送ってくれるサービスもあり。
汗を浴室で流し、小腹を満たし宿っくすに戻り睡眠です。
翌朝6時に起床。お客さんの少ない朝サウナを満喫し、美味しい朝ご飯を食べて、後ろ髪をひかれながら、湯らっくすを後にした。
フェリーの時間まで少しあるので、熊本駅近くの「北岡神社」へ。
この神社は「願いが叶う千年の夫婦楠」というのがあって、霊験高き御神木の「夫婦楠」をくぐり参拝すると、 様々な良縁(恋愛・友人・仕事・金銭など)に恵まれ、願い事が成就するといわれているそう。私ら夫婦も作法に従いお参りさせて頂いた。
熊本駅で時間を潰し、熊本港へ。九商フェリーを使い島原へ向かう。
何度も利用している「南風楼」
いつも日帰り入浴ばかりだが、毎回朝食バイキングの前を通るたびに「美味しそうやね~」と思っていた。今回はこの朝食も楽しみたいということで泊まりに…。
公式ホームページからネットで予約。なんと公式から予約するとホテル内で使える3,000円チケットが貰える。お土産代がうくのが嬉しいサービス。(2024年11月現在)
想像であるが、おそらく他のホテル紹介エージェント経由だと、これぐらいの手数料を取られるのだろうか…。それを懐に収めず、お客さんに還元するとは…。なんと良心的なホテルなんだ…。
さらに泊まってみてわかりましたが、このホテルは付随サービスがえげつないです!
列記すると…
- お子さん大喜び、広いキッズコーナー(屋内、屋外)
- 3000冊超の書籍読み放題
- アイスクリーム・お菓子サービス(ナッツ・アーモンドチョコ・マシュマロ・グミ等)15:00~18:00
- ソフトドリンクサービス(コーラ・オレンジ・リンゴ・ピーチ・カルピス等)15:00~23:00
- 生ビール・ハイボール・レモンサワーサービス 15:00~23:00
- コーヒー(COSTA COFFEE)サービス 24H
- 夜食 20:00~(なくなり次第、終了)
- アイスクリームサービス(15:00~18:00)
- 館内アクティビティ多々(屋内、屋外)
- 個人的に各階に喫煙室(愛煙家にはありがたい…)
特に生ビールサービス(アルコール)はすごい。呑兵衛の人にはたまらない。
リーズナブルな部屋を予約したのが、申し訳ないぐらい…。
当然のようにサウナも最高です。詳しくは以前投稿した内容か、万平さんの動画を御覧あれ。
なお更に浴場は進化していた。ととのい椅子の数がかなり増えていましたね。
私は「うみの見えるサウナ」が好き。つめても5~6人ほどしか入らないサウナ室。ガラス越しに見えるある有明海。15分毎のオートロウリュウ。サウナ室のサイズに合わない大きなストーブ。熱波ボタン。入っている人が少ないと軽く100℃超え。
個人的に私の体に合い、最高に気持ちいいと感じることのできるサウナは、汗粒がいつも以上に小さくなる。大きな汗粒ではなく、霧吹で吹きかけたような細かい汗粒がいっぱい出てくる。
この汗粒が出てくるサウナは今までに「らかん」「マルシンスパ」「オンドホテル(KUROMUTAトンバイサウナ)」、そして今回行った「湯らっくす(メディテーションサウナ)」「南風楼(海の見えるサウナ)」しかない。
泊まりなので時間に制限はない。思う存分、南風楼のサウナを楽しむ。
また水風呂は天然の島原湧き水。水質は一級品!
温泉も多種類あるので、ゆったりまったりくつろげる。
15時チェックイン後、1セッション。翌朝、朝食前に1セッションをこなし、期待の朝食バイキングへ。
広い会場、入口で部屋番号を伝えると、自由席なのでご自由に…、と案内される。
和洋中と様々な料理が取り揃えられ、どれを食べようか悩むところだ。味も美味しい。
特に感心したのは、ファミリー向けを意識してサービスを行っている。
食事を運ぶためのカート(子供用有り)をはじめ、子どもが飽きないように動画閲覧用のタブレット準備したり、お子様用のメニュー、ソフトドリンクは当然だが、またビール置いてある(流石に朝なので飲む人は少なかったが…、うちの嫁さんは頂きました~)。
10時のチェックアウト時間ギリギリまでゆっくりし、精算時フロントの女性が「お泊りの間、不都合な点などありませんでしたか?」の一言。私は格安のリーズナブルな宿泊客なのに、差別なしの接客。
宿泊して、さらに南風楼のファンになった。今度は娘や息子も泊りがけで行きたい。
追記:
最終日は仁田峠の紅葉を見に行く予定だったのに、生憎のザーザーの雨。来年に期待しよう。
さて、年末最後のサウナは・・・、当然のように「らかん」に決定!
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